「ミリオンアクションキャンペーン 2024」詳細発表
~想像できる?【 】のない未来~ をキャッチコピーに、過去最大の目標規模で開催!
認定 NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(東京都中央区/事務局長 潮崎 真惟子)は、全国の企業・団体 150社以上と連携した持続可能性とフェアトレードに関する国内最大規模の啓発キャンペーン「ミリオンアクションキャンペーン 2024」をフェアトレード月間である 5月の1か月間、開催します。4年目となる今年は、国内の小売店・食品メーカー・飲食店・商社・自治体・教育機関などと協働で開催、フェアトレードの商品購入数、SNS 投稿数、イベント参加数などを合計し、これまでで最大の 250万アクションを目標に活動を行います。
今年のキャッチコピーは、「想像できる?【 】のない未来」。
今私たちの日常に当たり前にある産品がなくなるかもしれない世界を想像し、そのような世界にならないように私たちが今できる選択をしてほしい。という願いを込めて、キャンペーン期間には、全国の企 業・団体からの協賛金を原資として 1アクションにつき1円を開発途上国の気候変動基金へ寄付する取り組みを実施。さらに、都内大型商業施設での体験型 POP-UPの開催、学生との連携企画などを予定する他、参加企業・自治体・学校によるイベントやキャンペーンも開催されるなど、全国の産学官のセクターが一体となって日本国内へのフェアトレードを啓発する月間となります。
今年のテーマは “気候変動”
気候変動対策は私たちフェアトレードがグローバルで対応している重要なテーマのひとつです。気温上昇や洪水、台風やハリケーン、農作物の病気、土壌の枯渇、森林劣化など様々な環境問題により、私たちの生活と食料の確保が脅かされています。特に 2023 年は観測史上最も暑く、世界各地で自然災害が多発した結果、農作物の不作が深刻化し、食料価格が高騰し私たちの生活にも大きく影響を及ぼしました。気候変動が未来の話ではなく、今私たちの身に降りかかる重要な課題であることは明らかです。そこで、私たちは今年のキャンペーンのテーマを“気候変動”とし、気候変動とフェアトレードの関係性を伝えていく施策や発信を行っていきます。また日本国内の取組みにとどまらず、1 アクションにつき 1 円を寄付する取り組みを通して、途上国の気候変動基金へ寄付をおくります。昨年はキャンペーンを通して約 207 万円を中南米の生産者ネットワーク組織に送金し、現地では気温や雨量の極端な変化によって発生する病害虫対策や土壌保全対策として、他品種の植樹や土壌調査の実施、井戸建設によって安定した水確保と乾季の収量低下を抑制することができました。