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🏃史上最もサステナブルなオリンピック!パリ五輪2024

2024.06.29

いよいよ、2024年7月26日~8月11日に、フランスのパリで夏季オリンピック(パリ2024)が開催されます。

パリ大会まで一ヶ月を切ったいま、開催を心待ちにしている方も多いでしょう。

史上初の「使い捨てプラスチックのない大会」目指す!

一方で、これまでのオリンピックは環境の負荷が大きいと批判されることもありました。そこでパリ大会は持続可能な大会を目指しており、どのように実現するのかに注目が集まっています。

パリ五輪をよりサステナブルにする工夫

イダルゴ市長は、オリンピックの誘致の時から「環境に優しい大会にするか、そもそもパリでは開催しないか」の2択を宣言し、史上最もサステナブルな大会の開催を目指してきた。

市長の意を受け継いだパリオリンピック組織委員会は、気候および環境戦略を策定し、専門家で構成された「エコロジカルトランスフォーメーション委員会」を結成。全プロジェクト実施の助言および監視を行うこの委員会の議長は、生物多様性の専門家であるソルボンヌ大学のジル・ブフ教授が務めている。

パリオリンピックのサステナブルな取り組みとして、競技施設の95%を既存または仮設の建物でまかない、100%再生可能エネルギー使用、廃棄物ゼロ、ゼロエミッション車の走行など、市内競技会場へはペットボトルの持ち込みは原則禁止となり、マラソン競技の給水所では、再利用可能なカップを使用する。

オリンピック公式スポンサーのコカ・コーラ社は、再利用可能なガラス瓶や、200を超えるソーダファウンテンを設置して飲料の提供をする。

パリ2024で実施される取り組みを紹介

・競技施設の95%は既存・仮設の施設を利用

大会用の競技施設の建設を抑えることで、環境への負荷を抑え、大会後に施設が地域の負の※レガシーになることを防ぎます。

※レガシーとは、オリンピックを開催するにあたり、作り上げる、またはオリンピックによって生じる有形・無形の次世代へ残すべき遺産

・観客の移動手段は公共交通機関・自転車・徒歩のみ

大会のチケットを持っている観客は、パリの公共機関が使い放題です。

・大会中にパリを走行するバスはゼロエミッション車

ゼロエミッションとはCO2など廃棄物の排出をゼロにすることです。代表例は、バッテリーの充電で走行する電気自動車(EV)です。トヨタはパリ2024に、2,650台以上の電気自動車の提供を表明しています。

・競技施設の85%は、オリンピック村から30分で移動可能

選手の移動を最小限に抑えるだけではなく、移動にはゼロエミッション車が使われます。

またトヨタは水素を燃料とした電気で走るFCEV(MIRAI)を500台提供し、大会関係者・アスリート・ボランティアが使用する予定です。大会終了後はタクシーとして利用され、パリの持続的な社会の実現に貢献します。

・低炭素で環境に配慮した選手村

パリのオリンピック選手村は、低炭素で環境に配慮したデザインに加えて、100%再生利用エネルギーを使用します。

パリ五輪選手村はエアコン無し 地下水利用の床下冷房ほか、環境配慮の取り組みELEMINIST LIFESTYLE海外ニュースより

・パリはヨーロッパの中心に位置

多くの首都が鉄道や飛行機が3時間以内の距離にあることも、環境負荷を抑えるという点においてメリットです。

これらによりパリ2024では、二酸化炭素排出量をロンドン2012より55%削減することを目標に掲げています。

スポーツとサステナビリティについて

■■■Social Issues・社会課題■■■

◆スポーツ×サステナビリティ
スポーツで社会課題を解決する!!

以前、ニュースレターでご案内させていただいたものがありますのでこちらをご覧いただければ幸いです(^^♪

IMAI企画(2024.1月号ニュースレター)お届け文(WEB版).pdf – Google ドライブ

■オリンピックは世界最大のスポーツイベントとして、深刻化する環境問題への対応が求められています。持続可能な大会の実現を目指すパリ2024は、今後のオリンピックの指針になるかもしれません。たくさんのドラマが生まれるオリンピックだからこそ、これからの環境問題への取り組みにも注目したいところです。

パリオリンピック公式ホームページはコチラ👈

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