生ごみ処理に関してはこだわりがある私…
今日は、全国の自治体では最大規模の生ごみ処理施設を見学させていただいた。
新潟県長岡市にある
生ごみバイオガス発電センター
ココの場所は、以前からゴミ焼却センター施設・リサイクルプラザ施設・し尿前処理施設が
同じ場所で稼働してる。
その場所に、平成25年7月に運転を開始したとのこと。
10年前です。
発酵槽
ガスホルダー
上空のパイプラインを通り発酵槽に生ごみが送られる。
受入れ室・受入れホッパー
🚛収集車で集めた生ごみを、受入貯留装置へ投入。
ピンクの袋/生ごみ 白い袋/オムツ
脱臭設備
発端は、
ゴミ焼却センター施設の働いていた一人の方の環境循環型社会に向けた強い想いから
現実化したとのこと。
それと、民と官が連携して施設を運営している。(民間企業は5社共同運営)
生ごみバイオガス発電センターを造るに当たり、住民説明会を何回と繰り返し開催したとのこと。
住民は、匂いの問題を意識していた・・・。
とにかく市民の協力が一番と言っていた。
今までのゴミ分別(燃えるゴミ・燃えないゴミ)の中に、+生ごみも分けて出す手間が増える(生ごみ用のごみ袋も購入10枚100円)
このことに対し、市民が理解していただいたとのことです。
■事業概要
燃やすごみの量を減らすため、従来のごみ焼却、燃やした後の焼却灰の埋め立てといった
処理方式を資源化に転換。
生ごみを微生物の働きで分解(発酵)し、発生するバイオガスを発電に利用。
また、ガスだけでなく、発酵残さ(残りかす)も民間のセメント工場などの燃料として売却するので
生ごみを無駄なく100%利用。
1日65トンの生ごみを処理でき、この処理量は全国の自治体では最大規模!
■事業方式
PFI事業(※BTO方式=建設後に所有権を市に移管し、その後、運営・維持管理を行う。)
■事業効果
①燃やすごみの量が減少
生ごみの分別収集により、家庭から出される燃やすごみの量が、平成24年度と比較して、約3割減少
②ごみ焼却施設の統廃合、燃やした後の焼却灰を埋め立てる最終処分場の延命
15年間で約35億円の削減
③二酸化炭素の削減
分別により燃やすごみが減少することで、年間2,000トンの二酸化炭素を削減
(一般家庭の約420世帯分に該当)
④発生したバイオガスを発電に利用
年間410万キロワットの発電量(一般家庭の1,000世帯分)
※平成26年7月から「再生可能エネルギーの固定価格売却制度(FIT制度)」
を活用し、余剰電力を地元電力会社に送電
⑤環境教育の場
最先端施設として、子供たちの見学を受け入れ
■ごみ処理基本方針
長岡市は、
平成16年(2004年)から「ながおかごみ改革」に着手
平成25年(2013年)ごみ処理基本計画『環境にやさしい循環型社会の実現』
平成30年度(2018年)~平成39年度(2027年)までの10年間を計画期間とする
新たな「長岡市おっぱん廃棄物(ごみ)処理基本計画」を策定し、更なるゴミの減量や資源化に加え
天然資源の消費を抑え、次世代につなげる循環型のまちづくりを進めている。
最後に、こんな素晴らしい施設が地元にあったとはびっくりでした。 Σ(・□・;)
お忙しい中、説明いただいた、長岡市環境施設課小林様、バイオガス発電センターの方に
感謝です。ありがとうございました。